2025-11

論説・オピニオン

【論評】「宇宙人」が「名伯楽」になる日。指導者・糸井嘉男がタイガースにもたらす革命

かつて、これほどまでに愛された「宇宙人」がいただろうか。投手から野手への転向、史上最年長での盗塁王、驚異の身体能力。「超人」糸井嘉男氏は、現役時代、常識の枠にはまらないプレーと言動で私たちを魅了し続けた。​そして今、彼は指導者(スペシャルア...
論説・オピニオン

【論評】「打球音が変わった」。西純矢が糸井嘉男から受け継いだ、投手から野手へ飛躍するための「超人のDNA」

​阪神タイガースの秋季キャンプから、胸のすくようなニュースが飛び込んできた。10月に投手から野手への転向を決断した西純矢選手が、糸井嘉男SA(スペシャルアンバサダー)から指導を受け、覚醒の兆しを見せているというのだ。​私は、日ハム時代から糸...
コラム

【教養】400年続く「美のインフラ」茶の湯を支える最強の職人集団『千家十職』の凄み

​茶道の世界において、主役は「茶」であり、それを点てる「亭主」である。しかし、その舞台を支えているのは誰か。​茶碗、釜、棚、杓(しゃく)、屏風……。茶室という小宇宙を構成する道具の一つひとつに、数百年もの間、命を吹き込み続けてきた職人たちが...
連載手記

連載手記『母への詫び状 ~許されざる娘の告白~』

母が亡くなる前、ホスピスにいた頃、私は一度だけ母に土下座をしたことがあった。 それでも、まだまだ詫び足りないと感じる今の私がいる。私は幼少の頃から両親の恐怖の下で育った。 「躾(しつけ)」という名の体罰。瓶で頭を殴られたり、100回叩かれた...
論説・オピニオン

【論評】音のない世界で、誰よりも雄弁に。デフリンピック金・湯上剛輝が描いた「静寂のアーチ」

東京デフリンピック、陸上男子円盤投げ。 金メダルが決まった瞬間、スタジアムは割れんばかりの歓声に包まれた。しかし、サークルの中央に立つ覇者・湯上剛輝選手には、その「音」は届いていない。 彼が感じていたのは、地面から伝わる振動と、自身の指先か...
コラム

【創刊の辞】灯屋新聞、本日より始動します。

はじめまして。「灯屋新聞(あかりやしんぶん)」編集長の橋野しおりです。本日、2025年11月24日。以前から準備を進めていた論評メディア「灯屋新聞」を、無事に創刊(サイト公開)することができました。■灯屋新聞とは?当サイトは、「世の中をポッ...
コラム

【探訪記】「あるがままに生きよ」に救われた日。九州国立博物館『法然と極楽浄土』展へ行ってきました

「となえれば、そこへ。」ポスターのその言葉に惹かれるように、私は太宰府の山懐に抱かれた九州国立博物館へと足を運んだ。 開催中の特別展『法然と極楽浄土』。 会期は11月30日(日)まで。フィナーレ直前の会場には、静かだが確かな熱気が満ちていた...
論説・オピニオン

【論評】「面白いおじさん」の仮面を脱いだ怪物。映画『爆弾』の佐藤二朗が、私たちを震え上がらせる理由

私は「佐藤二朗」という俳優に、ある種の安心感を抱いていた。 独特のボソボソ喋り、予測不能なアドリブ、そしてバラエティ番組で見せる愛すべき人柄。彼が出てくるだけで、画面の空気が緩む。そんな「面白いおじさん」としてのイメージだ。しかし、映画『爆...
論説・オピニオン

【論評】「第1号」の価値。川原田純平選手の移籍が、すべての挑戦者に灯した光

11月18日、一つのニュースがプロ野球界を駆け巡った。巨人が、ソフトバンクから戦力外通告を受けていた川原田純平選手を、育成契約で獲得すると発表したのだ。注目すべきは、彼が13日に開催された「エイブル・トライアウト2025」の参加者であり、そ...