空想旅行記・図書館列車☆世界の超パワースポットBEST10への旅

週末連載

旅に出たいと思った。
けれど、現実の足は動かなかった。

時間も、お金も、体力も、
「行けない理由」ならいくらでも揃っていた。

それでも、
世界を見たい気持ちだけは、
どうしても閉じられなかった。

だから私は、
図書館列車に乗ることにした。

この列車は、線路の上を走らない。
本のあいだを、ページのすき間を、
想像力という燃料だけで走る列車だ。

窓の外に広がるのは、
地図ではなく、言葉。
切符は、しおり一枚。

行き先は決まっている。
世界に点在する、
「人の祈りや時間が染み込んだ場所」――
パワースポットと呼ばれる場所たちだ。

本当に行ったことがあるわけじゃない。
でも、不思議なことに、
この列車に乗ると
「現地に立っている感覚」だけは、確かにある。

石の冷たさ。
風の匂い。
夜空の重さ。

それらを、私は
文章という形で記録していく。

これは、
豪華な旅の記録じゃない。
SNSで自慢する旅でもない。

行けなかった人のための、もう一つの旅。
そして、
自分自身が生き延びるための旅だ。

次の停車駅から、
本格的に旅が始まる。


🚂 図書館列車が向かう場所

世界の超パワースポット BEST10

① マチュピチュ(ペルー)
② セドナ(アメリカ)
③ ウユニ塩湖(ボリビア)
④ ストーンヘンジ(イギリス)
⑤ モンサンミッシェル(フランス)
⑥ ナスカの地上絵(ペルー)
⑦ グランドキャニオン(アメリカ)
⑧ バリ島・ウルワツ寺院(インドネシア)
⑨ フィンランド・オーロラの森
⑩ 富士山(日本)


次回予告

第2回:マチュピチュ ――天空の書庫に触れる日

石に手を置いた瞬間、
世界が低く唸った気がした。

筆者;灯屋新聞編集部 橋野しおり

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